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ユーキャンの行政書士講座を調べると、「ユーキャンだけでは無理」という声が目に入ります。6万円台の講座で、本当に足りるのか。迷うところです。
講座の作りそのものは、ユーキャンの中で完結するようにできています。公式のよくある質問でも、ほかに買わなければならない本は「基本的には不要」と答えています。無理が出やすいのは教材の量ではなく、「6か月」という期間と、本番と同じ3時間の演習のほうです。この2つを講座の外で補えるかどうかで考えると、判断しやすくなります。
ユーキャンの行政書士講座に入っているもの
| 項目 | 中身 |
|---|---|
| メインテキスト | 全8冊(入門テキスト2冊・応用テキスト6冊)。A5判、カラー |
| 副教材 | 実戦問題集3冊、ガイドブック、添削関連書類 |
| 添削 | 7回(最後の1回は総合実力診断テスト) |
| 質問 | 1日3問まで。メールまたは郵送 |
| WEB学習 | 動画講義(1本平均6分)、デジタルテキスト、WEBテスト、学習スケジュールの提示 |
| 標準学習期間 | 6か月。受講開始から試験月まで6か月に満たない場合は、翌年の試験月まで指導 |
| 受講料 | 一括64,000円/分割4,970円×13回(総額64,610円)。送料込み |
| 返品 | 教材到着後8日以内なら返品できる(返送料のみ自己負担) |
| 別売 | 全国統一直前模擬試験(オプション) |
入門テキストで法律の言葉に慣れてから、応用テキストに進む2段階の構成です。ユーキャンは講座の特長として「学習量を最小限に」絞ったテキストを挙げています。範囲を広く網羅するより、出るところに絞る設計です。
受講料は9月24日に確認したときの一括69,000円から、10月7日の時点で64,000円に下がっていました。申し込む前に、その日の公式ページの金額を確かめてください。
ユーキャンの標準学習期間6か月で、行政書士試験に間に合うのか
「無理」と言われる理由として、まず挙がるのは期間です。行政書士の勉強時間は、講座会社の多くが独学で800〜1,000時間と書いています(行政書士の勉強時間800時間は何ヶ月?)。これを標準学習期間の6か月に当てはめると、次のようになります。
| 期間 | 週の数 | 500時間なら週に | 800時間なら週に |
|---|---|---|---|
| 標準学習期間の6か月 | 約26週 | 約19時間 | 約31時間 |
| 10月8日から2027年11月14日(見込み)まで | 約57週 | 約9時間 | 約14時間 |
6か月で800時間を積むなら、週31時間。平日に3時間、休日に8時間を半年続ける量です。働きながらだと、ここで無理が出ます。
ただ、10月に申し込む人は事情が違います。2026年11月8日の試験までは6か月ありません。この場合、ユーキャンは翌年の試験月まで指導すると案内しているので、実際の目標は2027年11月の試験になります。2027年11月14日(見込み)までなら約57週あり、800時間でも週14時間ほどです。13か月かけるつもりで申し込むなら、期間の無理はかなり小さくなります。
ユーキャンの講座の外で足すとよいもの
もう1つの論点は、演習の量です。ユーキャンの合格までのスケジュールのページには、問題集が改訂でコンパクトになったと書かれています。絞った分、本番と同じ形で解く機会は多くありません。足すなら、次の順番です。
| 足すもの | 理由 | 費用 |
|---|---|---|
| 本試験の過去問(3時間通し) | 本試験の問題と正解は、実施団体のサイトで6年分が無料で公開されている | 0円 |
| 直前予想模試(市販) | 本番と同じ60問・3時間の形で、初めて見る問題を解ける。ユーキャンの模試は別売 | 1冊1,540〜1,760円 |
| 記述式の練習 | 記述式は3問60点。添削7回とは別に、正解例と照らす練習があると点が読める | — |
直前予想模試の選び方は行政書士の予想問題集(直前模試)は何冊要るか、記述式の正解例は行政書士の記述式にまとめています。講座の教材はそのまま使い、最後の2か月にこれらを足します。
ユーキャンは、ほかの行政書士通信講座と比べるとどの位置か

紙の教材がある講座の中で、ユーキャンは安いほうから3番目です。東京法経学院の教材学習D(講義なし)を除くと、5万〜7万円台の価格帯に、東京法経学院・フォーサイト・スタディングと並びます。
その価格帯での違いは、人の手が入る支援の形です。ユーキャンは添削7回と1日3問の質問がセットで、追加料金がかかりません。講義の量や質問の上限は会社ごとに違うので、同じ表で比べたい場合は行政書士の通信講座7社比較を見てください。
ユーキャンが向く人、向かない人
| こんな人 | 向き・不向き | 理由 |
|---|---|---|
| 法律が初めてで、薄い教材から段階的に進めたい | 向く | 入門テキスト2冊から応用テキストへ進む構成 |
| 分からないところを、その日のうちに聞きたい | 向く | 質問は1日3問まで、追加料金なし |
| 紙の教材とスマホの両方で勉強したい | 向く | テキストと動画講義、WEBテストがスマホでも見られる |
| 講義をたっぷり聞いて理解したい | 合わない場合がある | 動画は1本平均6分。長い講義を中心にしたい人は、講義型の講座と比べる |
| 半年で受かりたい、働きながら | 時間の見積もりが先 | 800時間なら週31時間。今から申し込むなら、2027年11月を目標に置き直す |
薄い入門テキストから段階的に進めたい人は、ユーキャンの講座の中身と受講料を見ておいてください。
ユーキャンに申し込んでから合わないと分かったら
6万円台とはいえ、合わなかったときの不安は残ります。ユーキャンは、教材が届いてから8日以内なら返品できると案内しています。キャンセル料はかからず、負担は返送料だけです。
教材が届いたら、まず入門テキストの1冊目と動画講義を数本見てみてください。テキストの説明の細かさと、動画の長さが自分に合うかは、最初の数日で分かります。合わないと感じたら、8日以内に返品するか、独学のテキストに切り替えるかを決められます(行政書士のテキストと過去問)。
よくある質問
ユーキャンの行政書士講座はいくらですか?
一括で64,000円、分割なら4,970円×13回(総額64,610円)です。
6か月で間に合いますか?
800時間を標準学習期間の6か月で積むと、週31時間です。10月に申し込む場合は翌年の試験月まで指導があり、2027年11月の試験までなら週14時間ほどになります。
ほかに教材を買う必要はありますか?
公式のよくある質問では、基本的には不要と答えています。足すなら、3時間通しで解く本試験の過去問と、市販の直前予想模試です。
2027年11月14日の行政書士試験に向けて、10月から始めるなら
10月に申し込めば、2027年11月の試験まで指導の期間があります。入門テキストを年内に終え、年明けから応用テキストと添削、夏から過去問、10月に模試という順番なら、週14時間前後で進められる計算です。
講座の内容・受講料・返品の条件は、ユーキャンの公式ページを2026年10月7日に確認しました。ほかの講座の受講料は9月24日に各社の公式ページで確認したものです。受講料や講座の内容は変わることがあります。申し込む前に、ユーキャンの公式ページでご確認ください。


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